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読書感想(天国までの100マイル) [書籍]

天国までの百マイル

天国までの百マイル

  • 作者: 浅田 次郎
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞社
  • 発売日: 2000/10
  • メディア: 文庫

今日、紹介する本はこれ。「天国までの100マイル」。
久々に活字を読みましたが、ひっそり涙を流してしまいましたよ。

主人公はバブル時代にしこたま稼いだが、バブルがはじけると同時に借金背負って、女房にも逃げられるという絵に描いたようなダメ男。さて、このダメ男の母が心臓の持病が悪化し、大病院の教授もさじを投げる始末。そんなとき、東京から100マイルはなれた病院に、天才的な外科医の存在をしり、息子はおんぼろ車で母を病院まで連れて行く。

まあ、あらすじはこんな感じなんですが、結構つっこみどころ満載のストーリーですが、しんみり泣けるのです。けっして「救急車で搬送しろ」とか、「漫画じゃねえんだから、そんな神様みたいな医者いるか」とかいう突っ込みはしてはいけません。素直な気持ちで読んでください。
きっと、久しぶりに親孝行したくなる。そんな1冊でした。


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